ちゃぶ台。

ヒダコレ

2016年07月12日 12:24

こんにちは。暑い日が続きますが、飛騨の朝晩は涼しくて気持ちがいいです。
さて、今回はご注文いただいているちゃぶ台です。






最近は生活様式の変化で、多くのご家庭が椅子の生活。和室そのものがない住宅もあり、ちゃぶ台は“過去のもの”というイメージになっているように思います。
ちゃぶ台は脚が折りたためて、しかも丸いから転がして移動できるので、1つの空間でも居間・寝室等、多用途に使うことができます。






狭い住宅事情に合わせた、日本人の知恵の結晶ともいえるかもしれません。現在でもその有用性が色褪せることはないと思います。

今回のご注文は非常に珍しい、天板と脚部が異なる樹種。天板は飛騨の山桜、脚はブラックウォルナット。山桜は経年変化であめ色になっていくので、使い込んでいく楽しみもありそうです。

ちゃぶ台と聞いてイメージするのは、やはり家族の団らん。サザエさんに代表される、日本の家族を描いた漫画にはよく登場しますよね。


(アニメ『サザエさん』より)

幸せそうです。
今回のちゃぶ台にも、ぜひこのイメージでお客様の生活に溶け込んでほしいものです。
ただ、そんな磯野家でも、冬場はこうなります。


(アニメ『サザエさん』より)

あれ。いない。
ちゃぶ台は脚が折りたためて収納にも適しているので、磯野家の片隅でひっそりと春を待っているのでしょう…。
家具は日常のなかで取り立てて注目されることはあまりありませんが、ちゃぶ台に限らず、ヒダコレの家具が皆さんに寄り添い、快適で豊かな生活の一助となってくれることを願っています。

くれぐれもこんなことになりませんように。


(アニメ『巨人の星』より)

苅谷悠太

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